訃報がつづく

訃報がつづく

先日、知人の御尊父が亡くなった。昨日、田舎の伯父が亡くなった。厳密には伯母のご主人であるが。


知人の御尊父は知人から話を聞くと、運転中に亡くなったのだそうだ。雇われ運転手でどこかの社長の車を運転していて、信号待ちの時に、かくんと頭が前に垂れたと思ったら、亡くなっていたらしい。ブレーキとアクセルから足が離れたらしく、そのままスルスルと車が前に進み、前に止まっていた都バスにコツンとぶつかったという。走行中であったら大惨事というところ。

人が亡くなるというのは、まあ、それだけで大変なことだが、こういう風に亡くなると、さらに大変なのだそうだ。まず、死因がはっきりしないということで、それだけのことで警察沙汰になるのだそうだ。

昼ご飯に何か毒物が入っていたのではないかとか、まああらゆる可能性が取り沙汰されることになり兼ねないのだが、今回の場合は御尊父にはもともと心臓に問題があったということで、大袈裟なことにはならなかったらしい。もし嫌疑があれば、司法解剖で輪切りにされてしまうんだとか。死後、時間が経っていると、ノコギリだとかそういうものを使わないと解剖ができないとかなんとか、ちょっと気分の悪くなる話も聞く。



そういう話を母にすると、「そうそう。老夫婦が一階と二階に別れて寝ていて、二階から下りてきたら旦那が死んでたなんてことになると、とりあえず殺人容疑がかかるのよ」だと。


「病院では死にたくない」なんてよくいうけど、家で自然に亡くなるときには、お医者さんに来ていてもらわないと面倒になるということなんだそうです。そうそう、田舎のおじさんも患って入院していたとかではなくて、突然、家にいて亡くなったのだそうだ。田舎の庄屋様の血筋の方でした。合掌。