紳 士 協 定

「政府高官」が「名前を出すな」と言ったら、彼が何を言おうと、何でもかんでも、それに従わなくてはいけない、という風に考えている新聞記者は反省しなくちゃいけないんだろうと思います。

見る人が見ると誰の発言かはわかりやすかったらしく、ネットではかなり早い段階で実名が出ていた。こちらもあれこれ見ているうちに、素人考えでも「この人だ」とわかった。

評論家ぶって、見通しを語ったのであれば、職責からして無責任この上ない。これを政治的に利用しようとしていたのであれば、記者たちは紳士協定を破る義務さえあっただろう。それも判断できないなら、いつ政府に利用されるかわからないよなあ。

漆何とかさん、「問題の人」であったということはあるらしいけれど、この前の「酔いどれ」財務大臣に同行していた新聞記者の話とかもあるし、大手新聞社はヘンテコな取材慣例を見直すべきだろうと思う。

緊張関係がない上での紳士協定なんてのはいけません。