4 人 攻 撃

 


ちょっと調子に乗りすぎかもしれないが、連日プレミア・リーグマンチェスター・ユナイテッドウェストハム


ウェストハムはグラントのオッサンが監督になっていた(馴れ馴れしいな)。でも、まあ、チームとして売りものがなくて困っているような感じ。カールトン・コールとダイアーというのが中心らしい。それにしても、コールという選手が多い。イギリスにはそんなに多い苗字なのか?


リーグ戦の楽しみ方のひとつとして、あまり有名でない選手が活躍するのを偶然見るというのがある。しかも、下位チームの。この前のウェストブロムウィッチのチョイTchoyiとか。でも、今回のウェストハム戦ではそういう選手は見当らず。プレミアの試合もやたらに放送されているわけはなく、4強の試合が中心になっており、その中で下位チームに楽しみを見出すのがよろしい。


そういうぼんやりとしたイメージのチームにマンチェスター・ユナイテッドは前半モタモタしていた。ルーニーは悪くはないんだろうけど、目立ってよいわけでもない。目立っていたのはギグスにナニ。ギグスがいい。大ベテランとのことだが、なんといっても面構えがよいではないか。テロップに「ウェールズ」との表示。ワールドカップには縁がなかったわけだね。プレミア・リーグ開始以来、毎シーズン得点しているのは彼だけだそうだ。


そのギグスがとったPKをルーニーが決めて、試合は動く。PKで試合が動くのはどうも好きではない。ルーニーは13試合ぶりだかの得点とのこと。調子は悪くなくとも生彩に欠くという感じはそれでもまだ払拭できていない。その後、ベルバトフ、ナニがきれいにゴールを決めて、マンチェスターが圧勝。今シーズンのマンチェスターの浮沈はルーニーよりポルトガル代表のナニにかかっているような気がする。


このところ、プレミア・リーグを見つつ、前線の攻撃に4人揃えるという傾向があるのではないかと感じる。まあ、フォーメーションなんて言われてもピンと来ない素人の言うことである。強豪チームの試合だからなのかどうか、わからないが、今日のマンチェスターで言えば、ルーニーギグスベルバトフ、ナニで、その下にスコールズがいる。名前はすっと出てこないがチェルシードログバマルーダ、アルネカでそういう感じはある。即座に4人挙げろって言われると困るんだが、リバプールも。


マンチェスターで言えば、ルーニーベルバトフがツートップということなんだろうが、そういうことをいっているのではない。この2人にボールを集めるという建前はあるのだろうが、「4人だけでも点とるぞ」という態勢になっているということである。この前のワールドカップのドイツがそういう態勢をとっていた。スペインのサッカーとは違う流れだろう。


で、まあ、少し日本代表の話で、あんまり詳しくないんだけど、「フォワードが誰で云々」じゃなく、「中盤が厚い」「トップ下からの絶妙なスルーパス」っていうのもまあ、違うんだろうと思います。「点をとるのはこの4人」という話が4年後までに固まると面白いチームになるんじゃないだろうか。代表新監督のザッケローニさん、攻撃的サッカーの人らしい。そういうチームをつくってみても面白いかも。


番宣によると、イタリアのセリエAが始まるらしい。強い誘惑。キリがないけどなあ。


民主党代表選、共同記者会見。菅総理の話、ひどかった。自分が首相なのに、相手への攻撃に終始。大メディアはそれを単なる「舌戦」と表現したがる。首相の品格を問わずに、国の品格が保てるわけがない。