アルヘンティーナ

 


わからないこともない。どのチームにも調子の波はあり、ゲームの思わぬ成り行きで気勢を殺がれることもある。戦力分析だけでは勝敗はわからない。


絶好調と見られていた韓国は不運なオウンゴールですっかりリズムを崩して、アルゼンチンに大敗。その韓国に初戦でいいようにやられたギリシャがナイジェリア戦ではチームを立て直し、相手の退場をきっかけに逆転でW杯初勝利をあげた。2004年の欧州選手権の再来なるかといったところ。でも、ちょっと予選通過は難しいか。


B組は大混戦となり、まだ4チームとも決勝トーナメント進出の可能性を残しているが、ナイジェリアは退場の出場停止者有り、負傷者続出で、次の韓国戦はかなり難しいだろう。韓国が勝つとなると、ギリシャはアルゼンチン戦に勝たないと予選敗退になる。ナイジェリアが韓国に勝てば、得失点勝負。アルゼンチンはギリシャに6点差くらいで負けない限り、大丈夫なので、通過はほぼ決定。


四者それぞれの視点から見ると、ややこしくなるので、このくらいにしておこう。個人的にはギリシャの逆転予選通過を期待したいが、「アルゼンチン/韓国」の予想は動かないかな。予選最終戦は同じ時間に行われる。得失点の勝負になると、ただ勝ってもダメという無情な最後もあり得る。


いずれにしても、優勝に向かって、アルゼンチンはどんどん調子を上げているといっていい。メッシのゴールはまだないが、調子が悪いわけではない。見せ場はまだ先といった感じだ。次のギリシャ戦はかなり見応えのあるゲームになるような予感。期待したいねえ……え? 地上波、なし??? たまらんなあ。