祭りの後の後

 

「岡田監督に謝罪せよ」だってさ。


何だって日本人はこう人に謝らせたがるようになったんだろう。プロの評論家がある時点において「交代」が妥当という記事を書いたり、コメントを発したりしたことを責められたら、何もできない。読者、視聴者としての反応は、必要と感じるのであれば、その評論家への信頼度を落すことであるはずで、「謝罪要求」などというのはよほど特殊な理由がある場合だけだろう。謝罪を要求できる人がいるとしたら、岡田監督だけだろう。するわけないけど。


まあ、別に報告する必要もないが、日本代表はPK戦の末、準決勝には進めなかった。素直に残念と思います。でも、ゲームとしては、日本人でなかったら、退屈な試合であっただろう。パラグアイも思ったほどではなかったし。PK戦まで行けば、たいていは盛り上がるけどね。


「勝つためのポイントは何か?」などということは全く考えていなかったけど、「勝つポイント」を設定していた。「大久保がゴールを決めれば勝つ」……これが起こらないかなあ、と、そういう期待をしながら見ていた。延長の後半に交代。この時点で「PKだな」と諦める。何の根拠もなしに。


一言だけ采配について言うとすれば、最初から中村憲剛で行くべきだったんじゃないかなあ。まあ、後づけです。


日本代表はまた新しい四年が始まる。でも、ワールドカップはまだこれから。