偶然の展開


知人の著作を半分まで一気に読んで、その先はまだ読んでいない。


その本の内容とはあまり近くはないのだが、なんとはなしにネットをぐるぐる回って、ふと目についた文章を読み始めると、知人の著作を読みながら考えていたことが当方よりもかなり難しい思考回路を通して記述されていた。


京大の学術誌が全文掲載されているというので、どんな感じなのだろうと見てみただけで、単なるPDFの書類だったのだが、変な偶然である。まあ、そういうのに目が行くような気分だったと言えば、そうなのだろうけど。


ちなみに、その論文は

氣多雅子「宗教における古さと新しさと他性」
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/religion/annual/annual2004/2004_1_1.pdf


宗教心とか、宗教のいかがわしさとか、一般人が時々漠然と考えるようなことを京大の教授がお書きになるとこういう感じになるという話でございます。あまりありがたい引用の仕方ではないね。


こういうこと、しばらく考えないようになっていたのに、やはり何かちょっと変化が見えるということなんであろうか。


それとも、おそらくうまくいかなかったであろう出来事から受けるダメージを修復するための作業なのだろうか。


ここから何かが展開されるということはたぶんないだろうと思うけど、珍しい名前だし、しばらくは忘れないだろうな。「けた」とお読みするんだそうである。