優 先 順 位

 

平日に昼前から昼の時間にニュースなどTVで見ていると、まあ、イライラすることが多い。


今日は荒井新大臣の「事務所費」の問題。事務手続き上の問題で揚げ足をとっているようにしか思えない。TVの出演者や町の声は「いい加減にしてほしい」というが、見ている方はTVに対してもいい加減にしてほしいと思っているはず。TVに対する「いい加減にせよ」はそういう番組では決して流れない。


問題になっている住所を「視察」に行く三人の自民党議員の映像が流れる。「私たちは不正を暴いています」といった顔で語る。「行くな」とは言わないが、野党議員というのは余程ヒマなのだな。


そもそも「政治と金」なんて問題は、不正な資金流用とか贈収賄で巨額の金が動いたというならともかく、事務費の記述ミスや不整合を追求するなんてことであっていいのだろうか。野党自民党の方はかつて同じ事務所費問題で大臣辞任があったという怨念で動いているようだ。安倍政権の閣僚に対するマスコミの攻撃はかなり激しかったと言われている。でも、問題が全くないというわけではないのだろうけど、多くの人は「もういいんじゃない?」と思っているだろうと思う。それほど虚しい日々が続いているのだ。


世論の嫌気で問題をうやむやにしてはいけないなどという人もいるだろうが、小沢辞任に至る経緯も世論の気分が大いに作用した。もっとも、この問題はしばしマスコミで取りあげられなくなるだろうと思う。その前に郵政法案がらみの政局で政治部記者は大はしゃぎ。まあ、大物大臣というわけじゃないということもあるだろう。


いずれにしても、優先順位というものはあるんだろうと思います。