日本、初戦に勝つ

 


W杯。日本、初戦に勝利。松井のセンタリングに本田があわせたきれいなゴール。

このブログに「松井と本田」というタイトルで代表戦の感想を書いたのはちょうど1年前。
http://d.hatena.ne.jp/NYBJ_09/20090610/1244644563


なんというか、できあがっていないチームが現地で形になっていっているという感じである。強豪国はそういうものだという話はよく聞く。ブラジルなんて、初戦はたいてい酷いけど、試合ごとにまとまっていってすごいチームになっていく。それもほとんど毎回。


まあ、日本の場合、チームになっていったからって、強くなったわけではなく、ようやく形が整ったという感じではあるのだけど。カメルーン戦に関していえば、カメルーンが酷かったということはある。チームの分裂状態なんて話も出ていた。そういうこともあって、試合そのものは決していい試合ではなかっただろうと思う。

(参考までに当方にとっての「いい試合」というのは昨日の「セルビア対ガーナ」のような試合。ベストはフランス大会の「スウェーデン対ナイジェリア」)


でも、まあ、あまりにも期待されていなかった今回の日本代表はとりあえず大きな意表を突いて、スタートしたのだ。その前のオランダ・デンマーク戦も見たが、オランダは強いなんてもんじゃないねえ。と思いつつ、デンマークがちょっとまとまってない感じなのが気になった。結構、地道にまとめてくるイメージがあったのだけど。というわけで、「日本にも予選突破の目があるのではないか」という期待をもちはじめた。おそらく、同じようなことを思った人も多いはず。


「勝ち点3」は大きい。鍵を握るのは次のデンマークカメルーン戦。これにデンマークが負けると、デンマークの予選敗退が決まる。日本はオランダ戦には負けるとしても、最終戦はモチベーションのないデンマークが相手。そして、今のカメルーンがオランダに勝つ目はないだろうから、日本はかなり有利。一方、デンマークカメルーンに勝つと、最終戦で日本とデンマークが激突という図式になる。日本が今の状態を保っていれば、最後は得失点差で決まるだろう。「オランダにドロー」なんてことがあったら、これはもう、大変なこと。岡田さんはそれを狙っているだろうと思うけど。


というような埒もない想像の世界を書きつづり、2週間後に結果が出たときに振り返って喜ぼうと思います。


予想変更:  E組予選突破「オランダ/日本」
→→ 日本は予選突破しても決勝リーグ1回戦はイタリアだあ。