あとはルーニー

 


今回のワールドカップ、「スター選手を3人挙げよ」と言われたら、メッシ、クリスチャーノ・ロナウドルーニーの3人を挙げる人が多いのではないだろうか。この3人は代表ではあまり派手な活躍をしていないことで共通する。


とはいえ、メッシはゴールこそ入れていないが、動きはいい。何より出場してチームが3連勝で決勝トーナメント進出。この先が楽しみでないわけがない。C・ロナウド北朝鮮戦のゴール・ラッシュの中で、バタバタながらもゴールをあげた。予選通過もほぼ決まっている。やはり、この先が楽しみ。


さて、ルーニー。沈滞ムードのイングランド。悲壮感とまでは言わないが、今日のゲームの実況は重たい雰囲気で始まった。まあ、初戦、二戦目は見ておらず、「イングランド不調」のニュースを聞いていただけなので、どうなのかわからなかったが、今日のゲームを境にイングランドは調子を上げていくだろうと思った。


デフォーの起用が流れを変えたと言える。ゴールをあげたからというわけではなく、ルーニーの役割が微妙に変わったからだろう。ルーニーの調子は悪いわけではないけど、やはり点が取れないとすっきりしない。チームも勝っていなかったし。しかし、まあ、予選敗退の危機を勝ちで乗り越えたことがチームにプラスに働かないわけはない。ジェラード、ランパードジョン・テリーを中心にもともとまとまりはあるのだ。後は勢いか? 


イングランドへの評価はすっかり落ちていたのだけど、侮れない感じになってきたのではなかろうか。しかし、スロベニアは負けても通過かと思ったら、ロスタイムでアメリカが勝ちを決めて、しかもC組1位に。イングランドは決勝トーナメントの対戦図の山を移る。一回戦は多分ガーナで、勝ったら次はアルゼンチン。因縁の対決。まあ、アルゼンチンが勝つが、メッシとルーニーの対決は楽しみではないか。